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  1. 仙台市議会 2004-04-26
    東西線沿線整備調査特別委員会 本文 2004-04-26


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                  ※会議概要 ◯委員長  ただいまから、東西線沿線整備調査特別委員会を開会いたします。  本日は西澤啓文委員より欠席の届け出がありましたので、御報告いたします。  また、本日は都市整備局及び建設局からは局長ほか関係職員方々交通局からは事業管理者ほか関係職員方々に出席をいただいております。  本日の日程は、お手元に配付のプリントのとおりであります。進め方といたしましては、まず、当局から提出のあります資料について報告をいただき、それに対する質問等をお願いしたいと思います。次に、本委員会調査事項となっております沿線まちづくり現状について、交通結節施設整備計画について及び東西線地下鉄施設について、これらに関しまして委員相互意見交換をお願いしたいと思います。  なお、意見交換の中では、委員会報告関連しての御意見等もいただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。  それでは、協議に入ります前に、今回の人事異動に伴います職員の紹介について、当局から申し出がありますので御紹介いただきたいと思います。 2: ◯都市整備局長           〔あいさつ出席者名簿に基づき職員紹介〕 3: ◯建設局長           〔あいさつ出席者名簿に基づき職員紹介〕 4: ◯交通事業管理者             〔出席者名簿に基づき職員紹介〕 5: ◯委員長  それでは、協議に入りたいと思います。  都市整備局より報告願います。 6: ◯都市整備局長  都市整備局から2点御報告をさせていただきます。  第1点は、仙台高速鉄道東西線整備推進本部設置についてでございます。昨年4月に交通局の方に東西線建設推進本部──建設自体交通局に移管いたしましたが、同時に全庁的に一体的に取り組む必要があるということで都市整備局内東西線調整室を設けておりますが、これをさらに組織的に推し進めるため、この4月1日から仙台高速鉄道東西線整備推進本部設置いたしまして、全庁的な推進の体制を整備したところでございます。その概要について御説明申し上げます。  それから第2点は、地下鉄東西線PRビデオリニューアルについてでございます。昨年4月にPRビデオを作製いたしました。ちょうど市議会議員選挙、その他ございまして上映する機会がございませんでしたので、各会派の方にビデオをお送りいたしておりますが、それをさらに修正、または時間を短縮いたしまして、改めておつくりしたものでございます。それらにつきまして、上映もさせていただきたいと思いますが、いずれも東西線調整室長の方から御報告申し上げます。 7: ◯東西線調整室長  初めに、仙台高速鉄道東西線整備推進本部設置につきまして、資料1に基づき御報告申し上げます。  設置の目的でございますが、これまで庁内における東西線計画検討並びに調整を行う組織として、東西線整備推進委員会がございましたが、平成15年9月に国より鉄道事業許可を取得いたし、東西線事業が新たな段階に進み、今後、事業推進に向けてはもろもろの課題に対しまして、戦略的かつ積極的に取り組みながらその推進を働きかけることが要請されております。また、東西線建設事業とともに関連施策及び関連事業とが連携して進むよう、総合的な調整を図りつつ全体の進行管理を行っていくことが重要となっております。そのため機能的かつ弾力的に運営ができる組織体制が必要となり、次のページの別紙に規定のとおり、この4月1日付仙台高速鉄道東西線整備推進本部を新たに設置いたしたところでございます。
     この組織市長本部長、副市長収入役を副本部長に据え、本部委員といたしまして全事業管理者、全局長、全区長及び交通局東西線建設本部長で構成しております。  また、2面をごらんください。ここに示す概念図のとおり、東西線及び関連諸施策の進行管理及び検討課題調整等を行ってまいります。そのための総合調整部会並びにその判断のもとに特定の課題ごと推進検討部会を弾力的に設置いたしまして、早期の課題解決及び関連事業の密接な連携を図ってまいり、全庁一丸となって取り組む組織体制にいたしてございます。  続きまして、地下鉄東西線ビデオリニューアルにつきまして、資料2に基づき御報告いたします。  昨年4月に東西線概要をわかりやすく説明するビデオを製作いたしましたが、同年9月、鉄道事業許可の取得に伴い内容を一部修正いたすとともに、建設費の負担に関するわかりやすい説明並びに開業までの進め方など、新たな情報を盛り込みながら、上映時間も前回は約16分でしたが、今回は7分短くし約9分とコンパクトにリニューアルいたしました。これを広く市民にごらんいただけるよう、図書館等での閲覧や貸し出しができるようにいたすとともに、東西線事業について市民の理解がより一層得られるよう説明会などで上映するなど、機会を捉えながら市民皆様への広報を積極的に務めてまいります。ビデオ上映できるように準備してございます。約9分でございますが、どうぞモニターの方をごらんいただきたいと思います。                 〔ビデオ上映〕 8: ◯東西線調整室長  このビデオを記載の六つの市民利用施設におきまして、閲覧、貸し出し等を行います。また、本庁舎市民の部屋並びに各区役所1階の市民のロビーでも上映する予定となってございます。 9: ◯委員長  ただいまの説明に対しまして、何か御質問等はございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10: ◯委員長  なければ、以上で報告事項を終了いたします。  それでは次に、これまでの当委員会調査のまとめといたしまして、皆様三つ調査事項について意見交換を行い、報告すべき事項を整理させていただきたいと思います。  まず、意見交換に入ります前に、本委員会のこれまでの活動を振り返ってみたいと思います。皆様のお手元に、前回までの委員会開催経過をまとめました資料をお配りしておりますのでごらんください。  まず、7月30日の委員会においては、東西線事業許可申請概要駅別まちづくり取り組み現状について当局から説明を受け、仮称薬師堂駅周辺方々への説明経過仮称薬師堂駅の開業時の機能などについて質問を行いました。この後、本委員会調査事項等について協議を行いまして、沿線まちづくり現状について、交通結節施設整備計画について及び東西線地下鉄施設についての三つテーマについて調査を行うことにいたしました。  次に、8月29日においては、東西線事業許可追加申請概要卸町地区卸商センター地区)の都市計画変更について当局から説明を受け、追加申請に係る人口推計無人運行及び添乗員検討需要予測に伴うまちづくり変更などについて質問を行いました。委員会終了後、東西線のルートに沿って主要駅を中心現地視察を行い、駅周辺現状計画などについて、説明を受けました。  また、11月13日の委員会においては、交通結節施設整備計画について、都市高速鉄道地下鉄東西線)及び都市計画道路青葉山周辺)に関する公聴会についてなど当局から説明を受け、仮称薬師堂駅前広場整備計画仮称荒井整備計画の概略、仮称動物公園整備計画見直し東西線関連都市計画道路整備などについて質問を行いました。その中では、パーク・アンド・ライドには後で修正の必要のないように十分な対応が必要との意見などがありました。  それから、1月22日から23日の日程で他都市視察を行い、横浜市を訪れて、みなとみらい線みなとみらい地区地下鉄4号線などについて調査いたしました。  そして、1月28日の委員会においては、東西線地下鉄施設について及び沿線まちづくり現状について当局から説明を受け、仙台駅での東西・南北線の乗りかえ、荒井東区画整理事業などの質問を行いました。その中では荒井開発現状を認識し、今後の取り組み努力願いたいとの要望などがありました。  このようなことで、活動、調査を行ってきたわけですが、以上のようなことを踏まえまして、各テーマに従い、皆様から御意見、御要望などをお伺いしたいと思います。  まず、沿線まちづくり現状についてお願いいたします。 11: ◯福島かずえ委員  意見を述べる前に、若干当局に、先ほど御報告があった以外に質問を何点かしたいんですけれども、ここでよろしいですか。 12: ◯委員長  よろしいです。 13: ◯福島かずえ委員  調査特別委員会の間隔が結構あいていますので、前回以降いろいろ状況に変化があったというふうに思いますが、まとめて何点か御質問したいと思います。  一つは、最初の委員会でも私が質問いたしました、仮称薬師堂周辺駅前広場地権者方々との話し合いは、その後どういう状況になっているのかというのが1点目です。  それから2点目は、新聞報道によりますと、一番町駅の出入り口についてまだ決まっていないという報道もございましたけれども、その点について、現況がどうなっているのかということ。  それから3点目は、西公園駅を過ぎて青葉山の方に上るときの橋のデザインについて、いろいろ検討を十分にしているからだと思うんですけれども、予定の期間中に決定していないという状況報道で聞いているんですけれども、それについてどうなっているのかということ。  最後4点目、先日の市長定例記者会見で、東西線建設計画で市が需要予測した約20万人、11万9000人に対して、仙台市の市民オンブズマン方々が独自に6万から8万人と試算したことに対して、市長が市の需要予測が正当なものと思っているが、オンブズマン計算方法を調べたいという考えを明らかにしたという報道がございますけれども、この点について、御説明と今後の状況がどういうふうになっているのか伺いたいと思います。 14: ◯建設局長  第1点目の仮称薬師堂駅の地権者との話し合い経過でございますけれども、道路計画課長の方から御答弁申し上げます。 15: ◯道路計画課長  仮称薬師堂駅の地域方々との話し合い経過でございますが、昨年6月に私どもの計画地域方々説明させていただきました。そのことにつきまして、皆様になかなか理解を得られず、計画に反対する陳情が3回ほど当方にございました。そのことにつきまして、現在、地域皆様意向を踏まえながら、さまざまな案について検討を行っておるところでございます。 16: ◯東西線建設本部長  まず一点目、一番町駅の出入り口状況でございます。  新聞報道ひらつかパン屋さんの跡ということでの協力を得られなかったという状況報道されましたけれども、出入り口最低道路を挟んで2カ所必要ということで、その辺につきましては、ほかの地権者を現在当たっているところでございまして、感触自体はそんなに悪くないのかな、これからの交渉次第だろうというふうに思っております。今後、御了解をいただけるよう努力してまいりたいというふうに考えてございます。  西公園を過ぎた橋梁景観、所定の期間を過ぎて延長されているけれども状況はどうなのかということでございます。これは橋梁検討委員会で、15年度中にできれば結論といいますか、一定の結論をいただきたかったわけでございますけれども、その中で橋梁の景観というものは、西公園景観とも一体的には検討されるべきだという委員方々の御意見がかなり強いということもございまして、16年度に西公園の再整備計画のスタートの年ということで、西公園整備計画についても委員会設置して検討されるということであるというふうに聞いておりますので、委員会との連携といいますか、スムーズな移行といいますか、橋梁検討委員会議論などを西公園委員会の方にもスムーズに移っていければなということで延長をしたものでございます。  3点目、市の需要予測について、オンブズマン予測が出ているけれどもこれについてどうかということでございます。これは我々、オンブズマンさんの予測といいますか資料を入手しまして、今、その分析をやっているところでございます。ただ私どもと全然方法が違うようでございまして、結果どのような形になるかわかりませんけれども、今、その資料を我々なりに分析をしているというふうな状況でございます。 17: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18: ◯委員長  それでは、沿線まちづくり現状についてございませんか。 19: ◯大槻正俊委員  可能であれば、あえて番号を付ければ1、2、3なんでしょうけれども、三つ一緒意見を申し上げてもよろしいでしょうか。 20: ◯委員長  私は、別々に一つ一つ考えていたところです。 21: ◯福島かずえ委員  私も大槻委員と同じようにまとめての方が言いやすいんですが、委員長が分けてということなので、沿線まちづくり現状についてに関連すると思われることについての意見なんですけれども、仮称薬師堂駅前広場仙台市が東西線駅前広場をつくる計画三つで、そのうち民地を予定しているのはこの地域でありますし、特に東の方の若林区にとっては交通結節点という重要な駅であります。その駅をつくること、それから東西線沿線まちづくりという意味でも、非常に大きな役割をこの仮称薬師堂駅というのは若林区の街づくりと重なるというふうに思っているんです。やはり再三言っておりますけれども、地権者の方や地域住民皆さんの納得と合意が前提で整備されるべきだというふうに思いますし、その中で今、住民、地権者意向を踏まえて検討を行っているという御答弁がございましたけれども、その姿勢を保っていただきたいというのが一つあります。  あわせまして、この地権者方々からも要望陳情という形で私のところにもきている話なんですけれども、御当局考えている貨物線より東の地域につくるのではなくて、史跡指定地内には指定されているけれども、聖和学園跡地の方がいいのではないかという御提案がありました。その点につきましては、私も史跡指定地内であることは非常に難しいというふうに思っておりましたけれども、区役所とのアクセスや地域住民、それから薬師堂中心とした街づくりということでも、御当局考えている場所よりはできれば聖和の跡地の方が好ましいかなという考えもありまして、ただ史跡地内なものですからどうなのかなという疑問があって、私独自に今月、文化庁の方に行きまして、可能性についても伺ってきたんですけれども、その中で難しいというのはおっしゃっていましたが、ただ史跡地内でも公共の事業の形、あるいは公共交通のための構造物として京都や奈良の東大寺、二条城駅ではそうしたものをつくっているという経験もあり、補助金との関係もあるんですけれども、まったく可能性がないのではないという感触を私は持ってきました。ただ、駅の場所駅前広場がどうあるべきかというのは、地権者の方だけじゃなくて周辺住民皆さん意向も踏まえながら、市として今の案にこだわらないで進めていくべきかなとも思いますし、今後重要な問題になると思っていますので、いろんな形での検討を進めていくべきではないのかなというふうに思っているところであります。  また、先ほど一番町駅についても伺いましたけれども、駅の場所出入り口はどうなるのか、市民の関心も強いので、適宜、市の情報を説明していくというようなことは非常に大事じゃないのかなというふうに思っているところであります。  いずれにしても、先ほどのビデオにもありますように、ほかの事業の予算には係わりなくこの東西線は進められるといっても、全体として市の予算が厳しくなっていく中で仙台市として事業を行っていくわけですから、その分市民皆さんの疑問や意見には率直に耳を傾けて、それにかみ合う形で十分な説明責任を果たしていくということが、東西線整備、それから沿線整備という点でも非常に重要な点だと思っておりますので、重ねてその点十分な説明をしていくことと、市民合意市民の共感を得るための努力を最大限進めていくということが大事だし、それを御当局にも求めたいし、また我々議会の側でもそうした形の調査検討を進めていくべきだなというふうに思っているところです。 22: ◯大槻正俊委員  沿線まちづくり現状についてですが、1月22日、23日に横浜市の視察に行かせていただきました。そのときは、まだ地下鉄が走っていない状態を見せていただいたんですが、その後どうしても見たいということで、開通の翌日なども、さらには2回ほど気になって見てきました。本当に乗客がたくさん乗っておりましたし、これでは単年度的に見ればかなり黒字になるのかなというふうに、さらには駅ごと乗降客も多くて、それぞれに駅をおりてかなり散策をする──中華街であったり、公園であったり、ランドマークタワーの方であったり、いろいろ人の動きもありまして、確実に地下鉄が生きているなというふうに見てきました。  振り返って、我が仙台の場合も成功させなければいけないということで言えば、中心となる駅については、青写真を示したり、ワークショップを取り入れたりということでかなり努力はされてきていますが、このことをもっと進めなければいけないというふうに思います。つまり、市の行政の方の考えを十分示して、それについて、特に東西線の場合は議会だけでも10年も議論しているわけですけれども、今になっていろいろ御意見が出ているくらいですから、十分な青写真を示して、それに地域皆さんにも答えてもらう。つまり考え方を示してもらう。合意を得た上で進んでいくというふうにしていかなきゃならないと思います。特に民間からの協力というのを少しでも考えていかないといけない。南北線の場合は比較的仙台市の施設を上にのせるというか、関連して文化センターであったり、市立病院であったりいろいろしたわけですが、それがなかなか期待はできないと思いますので、民間協力でどういったまちづくりをするのかというのを、これからさらにやっていかなきゃならないと思っています。具体的な例で言えば、私も何度も提言している仮称動物公園駅ですが、展望台をつくってもっとお客さんにその駅に行ってみたいという魅力も付加してほしい。さらには交番をつくるとか、ベーブルースの資料館みたいなものをつくるとかいろいろ提言をしておりますが、そういうことなども含めて極力地域方々の声を生かせる、本当に私たちの駅だというふうな地域まちづくりを進めていってほしいなというふうに思います。場合によっては、土地の利用の計画も一部──当然合意の上でですけれども、変更をすることも含め合意の上でやっていくと、こういうことをしていかないと、お客さんが本当に乗って、計画どおり十分な利用人数で採算のとれる東西線になってほしいと思いますから、そういった意味では、しっかりしたまちづくりをさらにそういった形で進めていってほしいなというふうに私は思っております。  後の2点、3点目は後ほど申し上げます。 23: ◯菊地昭一委員  私の方からは、荒井東区画整理事業の点で意見を述べさせていただきたいんですけれども、区画整理事業地権者の中には、一部、組合施行というとらえ方がきちんと浸透していない地権者の方もいらっしゃるような気がします。そういう意味では、当局答弁では組合施行で進めていきたいという明確な答弁をいただいているので、その辺も含めて荒井東区画整理事業のもっと丁寧な地権者に対する説明をしっかりとやって、組合施行でやるんだということをしっかり地権者方説明しないと、なかなか事業自体進め方にも大きな問題が出てくるんじゃないかなと懸念しますので、地権者に対する丁寧な説明をしっかり行っていただきたいということを述べさせていただきます。 24: ◯大内久雄委員  今、菊地委員が御発言なされた荒井周辺整備については後ほどにして、沿線まちづくり現状について申し上げさせていただきたいのは、昨年の第4回定例会でも、本会議当局考え方をただしてきたのは、つまり卸商駅周辺まちづくりについて、特別業務地区という厳しい網を張っている卸商団地でありますから、関係方々の強い声として本会議で申し上げたのは、卸商団地内にある都市計画道路周辺は思い切って見直しを、つまり用途変更をしていただきたいということを提言しながら当局の答えを聞いたわけでございますが、一部用途を変更はするけれども、そのほかはする考えはないということなんですが、これではよきまちづくりには進んでいかないと私は思うわけでありますから、この件については、私から言えば大幅な見直しをやっていただきたいという強い要望を、委員長のもとでやっていただければありがたいと思っております。  もう一つは、ここで議論をやると相当時間がかかりますから、新局長都市整備建設も新局長ということでありますので、後はよく御検討をいただくということにしておいていただきたいと、こう思っております。  もう一つは、今、菊地委員がおっしゃった荒井駅周辺土地整備でありますが、これも特別委員会で私もお尋ねをしながら谷澤局長の決断を求めたわけでありますが、菊地委員は遠慮して少しやわらかい表現で言っているようでありますけれども、私は、あの面積の地権者の7割は現状民間による区画整理事業では施行できないと、ある一部の方々はやろうということで努力をしておるようでありますけれども、できないというのが現状の声のようであります。これはなぜかというと、結局、今、おかげさんで荒井開発の仕事はあと4年で完成の運びになるわけですけれども、この荒井開発保留地がなかなか売れない。経済情勢もこのとおりだから売れないのが当たり前なのかもしれませんが、その保留地の処分の現況を見ると、民間区画整理事業ではパンクしてしまうというのが一般の地権者方々考え方のようであります。したがって、荒井開発接続土地でもあるから、仙台施行でという何人かの方々当局に強い要望も出しているようでありますが、当局としては、とにかく民間区画整理事業を設立をしながら、都市計画決定はしたけれども3年以内に組合設立をたき上げていかないと、都市計画決定もだめになるとは言っていないようでありますが、これが無駄になる可能性もないわけではないということから言えば、これも新局長のもとでそれぞれもう少し地権者、代表の方のみならず、6区に分けて意見調整をやっておるように伺っているのですが、ここら辺は農作業に入っているから農家の方々も大変集まりにくいだろうとは思うんでありますが、地権者方々意見、そして地権者でない方の意見も、これは別に分けて聞いていかないと、この施行は非常に難しいだろうと私はそう思っておりますので、参考のためにこれは申し上げておきたいと思います。 25: ◯木村勝好委員  分けてということなので沿線まちづくりのことについて、私なりに思っているところを申し上げたいのですが、これまで当局が基本的には案をつくり、議会でいろいろな議論をし、またその周辺のいろいろな方々周辺の住民なり、周辺の団体に意見を伺うと、よくある役所の行政の進め方のそのパターンに乗っかってずっとやってきていると思うんです。しかし、私が見ていていつも感じるのは、延長14キロの路線をトータル一つのものとしてどういうふうにしてやっていくのか、つまりその周辺をどういうふうにして開発するのかというのが、必ずしもトータルのものとしてとらえられていないんじゃないかなという気がするんです。この駅の周辺はこうしましょう。あの駅の周辺はこうしましょう。この駅の周辺の人はこう言っているからこうしましょう。荒井と八木山の周辺では全く違う地域ですよね。置かれている状況が全く違いますよね。一番町薬師堂周辺もこれまた全然違うわけです。それぞれ個別にここの所はこうしましょう、あそこはこうしましょうと。では14キロつないだときに一体どういう沿線ができるんですかねと、こういう発想で余り議論をしていないんじゃないかなという気がするんです。行政当局議会それから周辺の住民の方々なりいろんな団体の方々、それ以外の人の意見というのもやっぱり十分取り入れながら考えていった方が私はいいような感じがするんです。例えば、沿線開発に一番ノウハウを持っているのは首都圏とか関西圏の民鉄ですよね。民鉄ディベロッパーですよね。これはもっとも実績をもっているわけです。例えば、東急さんだったらどういう開発をしますか。小田急さんならどう考えますか。こういう議論はしたことがないだろうと思うんです。小田急がもし14キロの地下鉄をつくるならば、どういうことをやりますか。現状はこうなんだけれどもどう考えますかと。そういう観点も入れながらやっていく方が、似たような頭を幾ら集めても似たようなことしか出てきませんから、少し違う頭、違う発想を入れた方がいいんじゃないかなというのが私の意見です。 26: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27: ◯委員長  なければ次に、二つ目の交通結節施設整備計画について、お願いをいたしたいと思います。 28: ◯大槻正俊委員  前から申し上げていますが、くどいように念を押しておきたいと思いますが、端末というか両サイドの駅、どっちが出発でどっちが終点かわかりませんが、駅を中心にして、やはりパークアンドライド、これに十分に対応できるようにすべきだと思います。少なくとも後から足りなかったとかということのないように、ということは前も申し上げていますがこのことをさらに意識してほしいなというふうに思います。これは駐輪場、輪だからバイクも自転車も含むでしょうけれども、これらも含めて十分計画をしてほしいというふうに思います。  あと西の方の駅に関して言えば、さらに延伸をしてほしい、これは前にも申しているんですが、例えば、地域からは仮称日赤病院駅をつくってほしいという話とかいろいろ出てきていたわけですから、西に向かって延伸できる体制というのをしっかりと意識して取り組んでほしいと、このことだけを申し上げておきます。 29: ◯福島かずえ委員  先ほどの意見は、ここで言うべきだったのかなというのが大分あったような気もするんですけれども、改めて交通結節施設を設ける仮称薬師堂駅ですけれども、やはりどのくらいの駅前広場が必要で、それからスケールですよね。それからバスはどういうふうに結節されるのか。そうしたものと検討を同時に進めながら、駅前広場としてはこのぐらいだし、ここがいいというふうになってくると思うんですけれども、そのバスはどういう路線をどういうふうに結節させていくのかというのは、大まかな形でしか示されていないと思うんですけれども、やはりこのバスは、例えば東西線ができてもそのバス網の充実というのがないと十分にこの東西線そのものも機能しないので、その辺のバスアクセスについて検討の結果を、利用する市民への情報提供しながら、市民がそういう形でのバスとの結節についてどう意見を持って納得するのか、もっとこういう要望があるとか、そういうものをもっと早目早目に情報提供して進めていっていただきたいなと思っているところであります。 30: ◯木村勝好委員  今、大槻委員から出た全くそのとおりだと思うんです。それと福島委員のもごもっともだと思います。私も最近感じているのは、東西線じゃなくて既存のJRの駅に駅前広場を一生懸命つくっています。それ自体は結構だと思うんですが、ところがここは、そのバスが何バース、バス用の乗りおりのスペースを確保していますというんだけれども、あけてみたら実はバスはほとんど来ない。例えば、陸前原ノ町駅で目の前の一番いい所にバスの乗りおりをつくったんだけれども、一日3本。バスの事業者と駅をつくるものだと私は思うんだけれども、駅をつくってからバスの事業者と話をする。ほかにもそういう所が実はいっぱいあるんですね。例えば今、駅の東口をつくっていますよね。全体像がわからない人からは、何でタクシーの乗り場をあんな不便な所にしたんだという苦情がありました。当局の気持ちの中には、一番いい所にはバスの乗りおりだよと。一体あれができたときに何本バスが入って来るのか定かじゃないんだね。高速バスをあそこから出しますというのも定かでない。先にそっちを決めてから駅の広さというのを決めるんだと思うんだけど、駅前広場をつくってから、あけてみたらバスはほとんど来ませんでした。例えば薬師堂の駅のことで言えば、非常にラフな話ですけれども、ラフ計画ですけれども、見るとどうも六郷から来るバスがあそこに来ることになっている。私は某市役所の幹部職員から聞いたんですけれども、その方は六郷、今泉に住んでいます。あんな所まで行ったら乗りかえませんよと。私も全くその通りだと、そうだったらむしろ六郷から七郷まで走ってもらって、荒井の駅で乗った方がよっぽどいいんです。普通に考えたらすぐわかるんです。あの辺に住んでいたら当然です。とまる所もなしで一発で行きますから、10分もかからない。バイパスを越えて薬師堂駅に来たらおりるのがいやになりますから、誰が考えても、そういう所を現状に合わせて、先に駅前広場があるんじゃなくて、ここにバスをどれだけくっつけるのか。それから先ほどの大槻委員の話だけれども、逆に言えば、荒井の方なんかはもっととめなくちゃならないかもしれないんだ。パークアンドライドでもっととめなければならないかもしれないんだ。パークアンドライドでどれだけ見込めるか、それで広さというのは決まるんだと思うんですね。先にデザインを決めてからあけてみたらバスはちっとも来ませんでした。こういうことはしないようにするべきじゃないかなというのが、私の意見です。 31: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯委員長  なければ次に、東西線地下鉄施設についてお願いいたします。 33: ◯鈴木勇治委員  先ほど大槻委員から出ました駅の内容というか、機能的な部分なんですけれども、それと木村委員から出た全体の整合性、これは当然の話だなと思います。  ところで、地上駅が何カ所かあると思いますけれども、利用客の多い駅がこういったことになってくるのかなと思うんですけれども、地上駅ということになると、その地域、街のシンボル的な存在になるというふうなことが、予算等審査特別委員会質問の中にも出てきましたけれども、確かシンボル駅とシンボル的な施設になるということであれば、もう少し利便性を供与する駅の内容、あるいは公共的機能を配置した駅の内容ということになってもよろしいんではないかなというふうに思っております。先ほどありました動物公園駅で見ますと、特に隣に市民センターがあるんですが、その市民センターが取り壊されるということで、その市民センターを抱き込んだ駅ということも可能なんじゃないのかなと思います。聞くところによりますと、規模的な部分で少し困難であるというふうな話もあるんですが、もう少しこういった部分を、動物公園駅に限らず積極的に議論していただきたい、検討していただきたいと思っております。こういった施設が入ることで、かなり東西線を利用する以外の客も増えてくることになると、かなり街として姿がつくりやすくなってくるということも考えられますので、そういったことも意識して、機能的な部分を配置してほしいなというふうに考えております。 34: ◯大槻正俊委員  駅の施設自体はとりわけ立派だと、お金をかけてという意味での立派だというふうに、みなとみらい線みたいにつくることはないと思うんですけれども、というよりはつくれないと思うんですけれども、簡単に注文だけしておけば、ホームの幅、これは広い方がいいなと。改めてこの前福岡に行ってみましたら、広いということもありまして、ホームの長さでなくて幅ですね、これは今の南北線だと狭い所だとちょっと押し合ったりすると落ちそうなんですね。人がすれ違ったりですね。もう少し改善することを意識した方がいいということだけは言っておきたいと思います。  あと、いちいち申し上げませんが、南北線で何度も言われてきている、バリアフリーの関係の改善をするべきだというふうにずっと言われてきたことなどは、今度の東西線にぜひ生かしてほしいなというふうに思います。  あと、駅の施設というか駅名も関係する、かなり範囲を広げて関連させてお話をしますと、2年前レンヌ市の地下鉄、これは開業したばっかりの1週間後ぐらいに見てきました。これは前にも提言しているんですが、その際にユニークな駅名を公募して付けていました。本当に面白い名の駅もありました。そんなことも含めてどうしても駅名にこだわるんであれば、さらに愛称でもいいですから、もっとその駅に親しみを感じる、そういった駅名もこれから検討していくことをぜひやっていって、少しでも乗客の確保ということを展望していってほしいなと思います。駅名なども提言してきていますので、繰り返しませんけれども、その辺よろしくお願いしたいなと思います。  それと今、ゴールデンウィーク前で、特に私は意識して思ってきたんですが、仮称動物公園駅の道路のつくりなんですが、これから動物公園も含めての誘導を考えて歩道の幅についてかなり考えておかないと、今はバスということで取り組んでいますが、かなりの人が一斉に乗りおりしますので、歩道の幅もちょっと尋常ではないくらいに考えておかないと大変なんではないかなというふうに、実際に見ていて思います。これも周りの施設、動物公園などの施設も含めて考えた駅の施設づくりということを意識していってほしいなというふうに思います。 35: ◯福島かずえ委員  地下鉄駅周辺について、重なりますけれどもバリアフリーの問題というのは、法でも、そうした公共交通や公共施設設置しなさいということで、エレベーターやホームドアの整備というのは、今、新しくつくる所は標準で上から下までやるのか、腰高までするのかいろいろありますけれども、そういった整備はしていかなければいけないなと思いますし、エレベーターもその駅に1カ所で十分なのかというと、現状では少なくても2カ所は設置してほしいとかいろいろあると思うんです。そうしたものを充実すればするほど事業費にはね返ってきますので、そういうことも示しながら、住民、市民皆さんへの情報の提供と合意で、これだけ事業費が膨らみますけれどもその分こういう使い勝手のいいものになりますということをしていくことが重要ではないかなと、そこを御当局だけで決めちゃって、よかれと思ってやって、事業費がボンということではいけないんじゃないかなということなので、その点についても、駅の施設についても市民への情報提供と合意を得ながら充実させていくということが重要かなと思っています。 36: ◯委員長  ほかにございませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37: ◯委員長  それでは、この3点について貴重な御意見をちょうだいしました。提言、要望をいただきました。  そのほか、これら三つ調査事項等を含めまして、総括的に何か御意見等がございましたらお願いいたしたいと思います。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38: ◯委員長  別になければ、以上で意見交換を終了いたします。  次に、委員会報告書についてであります。  本日、皆様からいただきましたさまざまな御意見等を踏まえまして、今までの委員会における皆様からの御意見、また、他都市視察現地視察などを取りまとめまして、委員会報告にいたしたいと考えております。  なお、委員会報告書の作成につきましては、正副委員長に御一任をいただき、皆様の御意見を十分に取り入れて生かしながら報告書をまとめさせていただきたいと思いますが、このような事でいかがでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただきます。  この際、皆様から何か御発言等がございましたらお願いをいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40: ◯委員長  別になければ、以上で東西線沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。...