この
組織は
市長が
本部長、副
市長、
収入役を副
本部長に据え、
本部委員といたしまして全
事業管理者、全
局長、全区長及び
交通局東西線建設本部長で構成しております。
また、2面をごらんください。ここに示す
概念図のとおり、
東西線及び
関連諸施策の
進行管理及び
検討課題の
調整等を行ってまいります。そのための
総合調整部会並びにその判断のもとに特定の
課題ごとの
推進検討部会を弾力的に
設置いたしまして、早期の
課題解決及び
関連事業の密接な連携を図ってまいり、全
庁一丸となって取り組む
組織体制にいたしてございます。
続きまして、
地下鉄東西線ビデオの
リニューアルにつきまして、
資料2に基づき御
報告いたします。
昨年4月に
東西線の
概要をわかりやすく
説明する
ビデオを製作いたしましたが、同年9月、
鉄道事業許可の取得に伴い内容を一部修正いたすとともに、
建設費の負担に関するわかりやすい
説明並びに開業までの
進め方など、新たな情報を盛り込みながら、
上映時間も
前回は約16分でしたが、今回は7分短くし約9分とコンパクトに
リニューアルいたしました。これを広く
市民にごらんいただけるよう、
図書館等での閲覧や
貸し出しができるようにいたすとともに、
東西線事業について
市民の理解がより一層得られるよう
説明会などで
上映するなど、機会を捉えながら
市民の
皆様への広報を積極的に務めてまいります。
ビデオを
上映できるように準備してございます。約9分でございますが、どうぞモニターの方をごらんいただきたいと思います。
〔
ビデオ上映〕
8:
◯東西線調整室長 この
ビデオを記載の六つの
市民利用施設におきまして、閲覧、
貸し出し等を行います。また、
本庁舎の
市民の部屋並びに各
区役所1階の
市民のロビーでも
上映する予定となってございます。
9:
◯委員長 ただいまの
説明に対しまして、何か御
質問等はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
10:
◯委員長 なければ、以上で
報告事項を終了いたします。
それでは次に、これまでの当
委員会の
調査のまとめといたしまして、
皆様と
三つの
調査事項について
意見交換を行い、
報告すべき
事項を整理させていただきたいと思います。
まず、
意見交換に入ります前に、本
委員会のこれまでの活動を振り返ってみたいと思います。
皆様のお手元に、
前回までの
委員会開催経過をまとめました
資料をお配りしておりますのでごらんください。
まず、7月30日の
委員会においては、
東西線事業許可申請の
概要、
駅別まちづくりの
取り組みの
現状について
当局から
説明を受け、
仮称薬師堂駅周辺の
方々への
説明経過、
仮称薬師堂駅の開業時の機能などについて
質問を行いました。この後、本
委員会の
調査事項等について
協議を行いまして、
沿線まちづくりの
現状について、
交通結節施設の
整備計画について及び
東西線地下鉄駅
施設についての
三つの
テーマについて
調査を行うことにいたしました。
次に、8月29日においては、
東西線事業許可追加申請の
概要、
卸町地区(
卸商センター地区)の
都市計画の
変更について
当局から
説明を受け、
追加申請に係る
人口推計、
無人運行及び
添乗員の
検討、
需要予測に伴う
まちづくりの
変更などについて
質問を行いました。
委員会終了後、
東西線のルートに沿って主要駅を
中心に
現地視察を行い、
駅周辺の
現状や
計画などについて、
説明を受けました。
また、11月13日の
委員会においては、
交通結節施設の
整備計画について、
都市高速鉄道(
地下鉄東西線)及び
都市計画道路(
青葉山周辺)に関する
公聴会についてなど
当局から
説明を受け、
仮称薬師堂駅前広場の
整備計画、
仮称荒井駅
整備計画の概略、
仮称動物公園駅
整備計画の
見直し、
東西線関連都市計画道路の
整備などについて
質問を行いました。その中では、パーク・アンド・ライドには後で修正の必要のないように十分な対応が必要との
意見などがありました。
それから、1月22日から23日の日程で他
都市視察を行い、横浜市を訪れて、
みなとみらい線、
みなとみらい地区、
地下鉄4号線などについて
調査いたしました。
そして、1月28日の
委員会においては、
東西線地下鉄駅
施設について及び
沿線まちづくりの
現状について
当局から
説明を受け、
仙台駅での東西・
南北線の乗りかえ、
荒井東の
区画整理事業などの
質問を行いました。その中では
荒井開発の
現状を認識し、今後の
取り組みに
努力願いたいとの
要望などがありました。
このようなことで、活動、
調査を行ってきたわけですが、以上のようなことを踏まえまして、各
テーマに従い、
皆様から御
意見、御
要望などをお伺いしたいと思います。
まず、
沿線まちづくりの
現状についてお願いいたします。
11:
◯福島かずえ委員 意見を述べる前に、若干
当局に、先ほど御
報告があった以外に
質問を何点かしたいんですけれども、ここでよろしいですか。
12:
◯委員長 よろしいです。
13:
◯福島かずえ委員 調査特別委員会の間隔が結構あいていますので、
前回以降いろいろ
状況に変化があったというふうに思いますが、まとめて何点か御
質問したいと思います。
一つは、最初の
委員会でも私が
質問いたしました、
仮称薬師堂駅
周辺駅前広場の
地権者の
方々との
話し合いは、その後どういう
状況になっているのかというのが1点目です。
それから2点目は、
新聞報道によりますと、
一番町駅の
出入り口についてまだ決まっていないという
報道もございましたけれども、その点について、現況がどうなっているのかということ。
それから3点目は、
西公園駅を過ぎて
青葉山の方に上るときの橋のデザインについて、いろいろ
検討を十分にしているからだと思うんですけれども、予定の期間中に決定していないという
状況を
報道で聞いているんですけれども、それについてどうなっているのかということ。
最後4点目、先日の
市長の
定例記者会見で、
東西線建設計画で市が
需要予測した約20万人、11万9000人に対して、
仙台市の
市民オンブズマンの
方々が独自に6万から8万人と試算したことに対して、
市長が市の
需要予測が正当なものと思っているが、
オンブズマンの
計算方法を調べたいという
考えを明らかにしたという
報道がございますけれども、この点について、御
説明と今後の
状況がどういうふうになっているのか伺いたいと思います。
14:
◯建設局長 第1点目の
仮称薬師堂駅の
地権者との
話し合いの
経過でございますけれども、
道路計画課長の方から御
答弁申し上げます。
15:
◯道路計画課長 仮称薬師堂駅の
地域の
方々との
話し合いの
経過でございますが、昨年6月に私どもの
計画を
地域の
方々に
説明させていただきました。そのことにつきまして、
皆様になかなか理解を得られず、
計画に反対する陳情が3回ほど当方にございました。そのことにつきまして、現在、
地域の
皆様の
意向を踏まえながら、さまざまな案について
検討を行っておるところでございます。
16:
◯東西線建設本部長 まず一点目、
一番町駅の
出入り口の
状況でございます。
新聞報道で
ひらつかパン屋さんの跡ということでの
協力を得られなかったという
状況が
報道されましたけれども、
出入り口は
最低道路を挟んで2カ所必要ということで、その辺につきましては、ほかの
地権者を現在当たっているところでございまして、
感触自体はそんなに悪くないのかな、これからの交渉次第だろうというふうに思っております。今後、御了解をいただけるよう
努力してまいりたいというふうに
考えてございます。
西公園を過ぎた
橋梁景観、所定の期間を過ぎて延長されているけれども
状況はどうなのかということでございます。これは
橋梁検討委員会で、15年度中にできれば結論といいますか、一定の結論をいただきたかったわけでございますけれども、その中で橋梁の
景観というものは、
西公園の
景観とも一体的には
検討されるべきだという
委員の
方々の御
意見がかなり強いということもございまして、16年度に
西公園の再
整備計画のスタートの年ということで、
西公園の
整備計画についても
委員会を
設置して
検討されるということであるというふうに聞いておりますので、
委員会との連携といいますか、スムーズな移行といいますか、
橋梁検討委員会の
議論などを
西公園の
委員会の方にもスムーズに移っていければなということで延長をしたものでございます。
3点目、市の
需要予測について、
オンブズマンの
予測が出ているけれどもこれについてどうかということでございます。これは我々、
オンブズマンさんの
予測といいますか
資料を入手しまして、今、その分析をやっているところでございます。ただ私どもと全然方法が違うようでございまして、結果どのような形になるかわかりませんけれども、今、その
資料を我々なりに分析をしているというふうな
状況でございます。
17:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
18:
◯委員長 それでは、
沿線まちづくりの
現状についてございませんか。
19:
◯大槻正俊委員 可能であれば、あえて番号を付ければ1、2、3なんでしょうけれども、
三つ一緒に
意見を申し上げてもよろしいでしょうか。
20:
◯委員長 私は、別々に
一つ一つと
考えていたところです。
21:
◯福島かずえ委員 私も
大槻委員と同じようにまとめての方が言いやすいんですが、
委員長が分けてということなので、
沿線まちづくりの
現状についてに
関連すると思われることについての
意見なんですけれども、
仮称薬師堂駅前広場、
仙台市が
東西線で
駅前広場をつくる
計画は
三つで、そのうち民地を予定しているのはこの
地域でありますし、特に東の方の若林区にとっては
交通結節点という重要な駅であります。その駅をつくること、それから
東西線の
沿線の
まちづくりという
意味でも、非常に大きな役割をこの
仮称薬師堂駅というのは若林区の
街づくりと重なるというふうに思っているんです。やはり再三言っておりますけれども、
地権者の方や
地域住民の
皆さんの納得と
合意が前提で
整備されるべきだというふうに思いますし、その中で今、住民、
地権者の
意向を踏まえて
検討を行っているという御
答弁がございましたけれども、その姿勢を保っていただきたいというのが
一つあります。
あわせまして、この
地権者の
方々からも
要望陳情という形で私のところにもきている話なんですけれども、御
当局が
考えている
貨物線より東の
地域につくるのではなくて、
史跡指定地内には指定されているけれども、
聖和学園の
跡地の方がいいのではないかという御提案がありました。その点につきましては、私も
史跡指定地内であることは非常に難しいというふうに思っておりましたけれども、
区役所とのアクセスや
地域住民、それから
薬師堂を
中心とした
街づくりということでも、御
当局の
考えている
場所よりはできれば聖和の
跡地の方が好ましいかなという
考えもありまして、
ただ史跡地内なものですからどうなのかなという疑問があって、私独自に今月、文化庁の方に行きまして、
可能性についても伺ってきたんですけれども、その中で難しいというのはおっしゃっていましたが、
ただ史跡地内でも公共の
事業の形、あるいは
公共交通のための
構造物として京都や奈良の東大寺、二条城駅ではそうしたものをつくっているという経験もあり、
補助金との
関係もあるんですけれども、まったく
可能性がないのではないという感触を私は持ってきました。ただ、駅の
場所や
駅前広場がどうあるべきかというのは、
地権者の方だけじゃなくて
周辺住民の
皆さんの
意向も踏まえながら、市として今の案にこだわらないで進めていくべきかなとも思いますし、今後重要な問題になると思っていますので、いろんな形での
検討を進めていくべきではないのかなというふうに思っているところであります。
また、先ほど
一番町駅についても伺いましたけれども、駅の
場所、
出入り口はどうなるのか、
市民の関心も強いので、適宜、市の情報を
説明していくというようなことは非常に大事じゃないのかなというふうに思っているところであります。
いずれにしても、先ほどの
ビデオにもありますように、ほかの
事業の予算には係わりなくこの
東西線は進められるといっても、全体として市の予算が厳しくなっていく中で
仙台市として
事業を行っていくわけですから、その分
市民の
皆さんの疑問や
意見には率直に耳を傾けて、それにかみ合う形で十分な
説明責任を果たしていくということが、
東西線の
整備、それから
沿線の
整備という点でも非常に重要な点だと思っておりますので、重ねてその点十分な
説明をしていくことと、
市民合意、
市民の共感を得るための
努力を最大限進めていくということが大事だし、それを御
当局にも求めたいし、また我々
議会の側でもそうした形の
調査検討を進めていくべきだなというふうに思っているところです。
22:
◯大槻正俊委員 沿線まちづくりの
現状についてですが、1月22日、23日に横浜市の視察に行かせていただきました。そのときは、まだ
地下鉄が走っていない状態を見せていただいたんですが、その後どうしても見たいということで、開通の翌日なども、さらには2回ほど気になって見てきました。本当に乗客がたくさん乗っておりましたし、これでは単年度的に見ればかなり黒字になるのかなというふうに、さらには
駅ごとに
乗降客も多くて、それぞれに駅をおりてかなり散策をする──
中華街であったり、公園であったり、ランドマークタワーの方であったり、
いろいろ人の動きもありまして、確実に
地下鉄が生きているなというふうに見てきました。
振り返って、我が
仙台の場合も成功させなければいけないということで言えば、
中心となる駅については、
青写真を示したり、ワークショップを取り入れたりということでかなり
努力はされてきていますが、このことをもっと進めなければいけないというふうに思います。つまり、市の行政の方の
考えを十分示して、それについて、特に
東西線の場合は
議会だけでも10年も
議論しているわけですけれども、今になっていろいろ御
意見が出ているくらいですから、十分な
青写真を示して、それに
地域の
皆さんにも答えてもらう。つまり
考え方を示してもらう。
合意を得た上で進んでいくというふうにしていかなきゃならないと思います。特に
民間からの
協力というのを少しでも
考えていかないといけない。
南北線の場合は比較的
仙台市の
施設を上にのせるというか、
関連して
文化センターであったり、
市立病院であったりいろいろしたわけですが、それがなかなか期待はできないと思いますので、
民間の
協力でどういった
まちづくりをするのかというのを、これからさらにやっていかなきゃならないと思っています。具体的な例で言えば、私も何度も提言している
仮称動物公園駅ですが、
展望台をつくってもっとお客さんにその駅に行ってみたいという魅力も付加してほしい。さらには交番をつくるとか、ベーブルースの
資料館みたいなものをつくるとか
いろいろ提言をしておりますが、そういうことなども含めて極力
地域の
方々の声を生かせる、本当に私たちの駅だというふうな
地域の
まちづくりを進めていってほしいなというふうに思います。場合によっては、土地の利用の
計画も一部──当然
合意の上でですけれども、
変更をすることも含め
合意の上でやっていくと、こういうことをしていかないと、お客さんが本当に乗って、
計画どおり十分な
利用人数で採算のとれる
東西線になってほしいと思いますから、そういった
意味では、しっかりした
まちづくりをさらにそういった形で進めていってほしいなというふうに私は思っております。
後の2点、3点目は後ほど申し上げます。
23:
◯菊地昭一委員 私の方からは、
荒井東の
区画整理事業の点で
意見を述べさせていただきたいんですけれども、
区画整理事業の
地権者の中には、一部、
組合施行というとらえ方がきちんと浸透していない
地権者の方もいらっしゃるような気がします。そういう
意味では、
当局の
答弁では
組合施行で進めていきたいという明確な
答弁をいただいているので、その辺も含めて
荒井東区画整理事業のもっと丁寧な
地権者に対する
説明をしっかりとやって、
組合施行でやるんだということをしっかり
地権者方に
説明しないと、なかなか
事業自体の
進め方にも大きな問題が出てくるんじゃないかなと懸念しますので、
地権者に対する丁寧な
説明をしっかり行っていただきたいということを述べさせていただきます。
24:
◯大内久雄委員 今、
菊地委員が御発言なされた
荒井周辺の
整備については後ほどにして、
沿線まちづくりの
現状について申し上げさせていただきたいのは、昨年の第4回
定例会でも、本
会議で
当局の
考え方をただしてきたのは、つまり
卸商駅周辺の
まちづくりについて、
特別業務地区という厳しい網を張っている
卸商団地でありますから、
関係の
方々の強い声として本
会議で申し上げたのは、
卸商団地内にある
都市計画道路の
周辺は思い切って
見直しを、つまり
用途変更をしていただきたいということを提言しながら
当局の答えを聞いたわけでございますが、一部用途を
変更はするけれども、そのほかはする
考えはないということなんですが、これではよき
まちづくりには進んでいかないと私は思うわけでありますから、この件については、私から言えば大幅な
見直しをやっていただきたいという強い
要望を、
委員長のもとでやっていただければありがたいと思っております。
もう
一つは、ここで
議論をやると相当時間がかかりますから、新
局長、
都市整備も
建設も新
局長ということでありますので、後はよく御
検討をいただくということにしておいていただきたいと、こう思っております。
もう
一つは、今、
菊地委員がおっしゃった
荒井駅周辺の
土地整備でありますが、これも
特別委員会で私もお尋ねをしながら
谷澤局長の決断を求めたわけでありますが、
菊地委員は遠慮して少しやわらかい表現で言っているようでありますけれども、私は、あの面積の
地権者の7割は
現状の
民間による
区画整理事業では
施行できないと、ある一部の
方々はやろうということで
努力をしておるようでありますけれども、できないというのが
現状の声のようであります。これはなぜかというと、結局、今、おかげさんで
荒井開発の仕事はあと4年で完成の運びになるわけですけれども、この
荒井開発の
保留地がなかなか売れない。
経済情勢もこのとおりだから売れないのが当たり前なのかもしれませんが、その
保留地の処分の現況を見ると、
民間の
区画整理事業ではパンクしてしまうというのが一般の
地権者の
方々の
考え方のようであります。したがって、
荒井開発の
接続土地でもあるから、
仙台市
施行でという何人かの
方々が
当局に強い
要望も出しているようでありますが、
当局としては、とにかく
民間で
区画整理事業を設立をしながら、
都市計画決定はしたけれども3年以内に
組合設立をたき上げていかないと、
都市計画決定もだめになるとは言っていないようでありますが、これが無駄になる
可能性もないわけではないということから言えば、これも新
局長のもとでそれぞれもう少し
地権者、代表の方のみならず、6区に分けて
意見の
調整をやっておるように伺っているのですが、ここら辺は農作業に入っているから農家の
方々も大変集まりにくいだろうとは思うんでありますが、
地権者の
方々の
意見、そして
地権者でない方の
意見も、これは別に分けて聞いていかないと、この
施行は非常に難しいだろうと私はそう思っておりますので、参考のためにこれは申し上げておきたいと思います。
25:
◯木村勝好委員 分けてということなので
沿線まちづくりのことについて、私なりに思っているところを申し上げたいのですが、これまで
当局が基本的には案をつくり、
議会でいろいろな
議論をし、またその
周辺のいろいろな
方々、
周辺の住民なり、
周辺の団体に
意見を伺うと、よくある役所の行政の
進め方のそのパターンに乗っかってずっとやってきていると思うんです。しかし、私が見ていていつも感じるのは、延長14キロの路線を
トータルに
一つのものとしてどういうふうにしてやっていくのか、つまりその
周辺をどういうふうにして開発するのかというのが、必ずしも
トータルのものとしてとらえられていないんじゃないかなという気がするんです。この駅の
周辺はこうしましょう。あの駅の
周辺はこうしましょう。この駅の
周辺の人はこう言っているからこうしましょう。
荒井と八木山の
周辺では全く違う
地域ですよね。置かれている
状況が全く違いますよね。
一番町と
薬師堂周辺もこれまた全然違うわけです。それぞれ個別にここの所はこうしましょう、あそこはこうしましょうと。では14キロつないだときに一体どういう
沿線ができるんですかねと、こういう発想で余り
議論をしていないんじゃないかなという気がするんです。行政
当局、
議会それから
周辺の住民の
方々なりいろんな団体の
方々、それ以外の人の
意見というのもやっぱり十分取り入れながら
考えていった方が私はいいような感じがするんです。例えば、
沿線開発に一番ノウハウを持っているのは首都圏とか関西圏の民鉄ですよね。民鉄ディベロッパーですよね。これはもっとも実績をもっているわけです。例えば、東急さんだったらどういう開発をしますか。小田急さんならどう
考えますか。こういう
議論はしたことがないだろうと思うんです。小田急がもし14キロの
地下鉄をつくるならば、どういうことをやりますか。
現状はこうなんだけれどもどう
考えますかと。そういう観点も入れながらやっていく方が、似たような頭を幾ら集めても似たようなことしか出てきませんから、少し違う頭、違う発想を入れた方がいいんじゃないかなというのが私の
意見です。
26:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
27:
◯委員長 なければ次に、二つ目の
交通結節施設の
整備計画について、お願いをいたしたいと思います。
28:
◯大槻正俊委員 前から申し上げていますが、くどいように念を押しておきたいと思いますが、端末というか両サイドの駅、どっちが出発でどっちが終点かわかりませんが、駅を
中心にして、やはりパークアンドライド、これに十分に対応できるようにすべきだと思います。少なくとも後から足りなかったとかということのないように、ということは前も申し上げていますがこのことをさらに意識してほしいなというふうに思います。これは駐輪場、輪だからバイクも自転車も含むでしょうけれども、これらも含めて十分
計画をしてほしいというふうに思います。
あと西の方の駅に関して言えば、さらに延伸をしてほしい、これは前にも申しているんですが、例えば、
地域からは仮称日赤病院駅をつくってほしいという話とかいろいろ出てきていたわけですから、西に向かって延伸できる体制というのをしっかりと意識して取り組んでほしいと、このことだけを申し上げておきます。
29:
◯福島かずえ委員 先ほどの
意見は、ここで言うべきだったのかなというのが大分あったような気もするんですけれども、改めて
交通結節施設を設ける
仮称薬師堂駅ですけれども、やはりどのくらいの
駅前広場が必要で、それからスケールですよね。それからバスはどういうふうに結節されるのか。そうしたものと
検討を同時に進めながら、
駅前広場としてはこのぐらいだし、ここがいいというふうになってくると思うんですけれども、そのバスはどういう路線をどういうふうに結節させていくのかというのは、大まかな形でしか示されていないと思うんですけれども、やはりこのバスは、例えば
東西線ができてもそのバス網の充実というのがないと十分にこの
東西線そのものも機能しないので、その辺のバスアクセスについて
検討の結果を、利用する
市民への情報提供しながら、
市民がそういう形でのバスとの結節についてどう
意見を持って納得するのか、もっとこういう
要望があるとか、そういうものをもっと早目早目に情報提供して進めていっていただきたいなと思っているところであります。
30:
◯木村勝好委員 今、
大槻委員から出た全くそのとおりだと思うんです。それと福島
委員のもごもっともだと思います。私も最近感じているのは、
東西線じゃなくて既存のJRの駅に
駅前広場を一生懸命つくっています。それ自体は結構だと思うんですが、ところがここは、そのバスが何バース、バス用の乗りおりのスペースを確保していますというんだけれども、あけてみたら実はバスはほとんど来ない。例えば、陸前原ノ町駅で目の前の一番いい所にバスの乗りおりをつくったんだけれども、一日3本。バスの
事業者と駅をつくるものだと私は思うんだけれども、駅をつくってからバスの
事業者と話をする。ほかにもそういう所が実はいっぱいあるんですね。例えば今、駅の東口をつくっていますよね。全体像がわからない人からは、何でタクシーの乗り場をあんな不便な所にしたんだという苦情がありました。
当局の気持ちの中には、一番いい所にはバスの乗りおりだよと。一体あれができたときに何本バスが入って来るのか定かじゃないんだね。高速バスをあそこから出しますというのも定かでない。先にそっちを決めてから駅の広さというのを決めるんだと思うんだけど、
駅前広場をつくってから、あけてみたらバスはほとんど来ませんでした。例えば
薬師堂の駅のことで言えば、非常に
ラフな話ですけれども、
ラフな
計画ですけれども、見るとどうも六郷から来るバスがあそこに来ることになっている。私は某市役所の幹部
職員から聞いたんですけれども、その方は六郷、今泉に住んでいます。あんな所まで行ったら乗りかえませんよと。私も全くその通りだと、そうだったらむしろ六郷から七郷まで走ってもらって、
荒井の駅で乗った方がよっぽどいいんです。普通に
考えたらすぐわかるんです。あの辺に住んでいたら当然です。とまる所もなしで一発で行きますから、10分もかからない。バイパスを越えて
薬師堂駅に来たらおりるのがいやになりますから、誰が
考えても、そういう所を
現状に合わせて、先に
駅前広場があるんじゃなくて、ここにバスをどれだけくっつけるのか。それから先ほどの
大槻委員の話だけれども、逆に言えば、
荒井の方なんかはもっととめなくちゃならないかもしれないんだ。パークアンドライドでもっととめなければならないかもしれないんだ。パークアンドライドでどれだけ見込めるか、それで広さというのは決まるんだと思うんですね。先にデザインを決めてからあけてみたらバスはちっとも来ませんでした。こういうことはしないようにするべきじゃないかなというのが、私の
意見です。
31:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
32:
◯委員長 なければ次に、
東西線地下鉄駅
施設についてお願いいたします。
33: ◯鈴木勇治
委員 先ほど
大槻委員から出ました駅の内容というか、機能的な部分なんですけれども、それと木村
委員から出た全体の整合性、これは当然の話だなと思います。
ところで、地上駅が何カ所かあると思いますけれども、利用客の多い駅がこういったことになってくるのかなと思うんですけれども、地上駅ということになると、その
地域、街のシンボル的な存在になるというふうなことが、予算等審査
特別委員会の
質問の中にも出てきましたけれども、確かシンボル駅とシンボル的な
施設になるということであれば、もう少し利便性を供与する駅の内容、あるいは公共的機能を配置した駅の内容ということになってもよろしいんではないかなというふうに思っております。先ほどありました動物公園駅で見ますと、特に隣に
市民センターがあるんですが、その
市民センターが取り壊されるということで、その
市民センターを抱き込んだ駅ということも可能なんじゃないのかなと思います。聞くところによりますと、規模的な部分で少し困難であるというふうな話もあるんですが、もう少しこういった部分を、動物公園駅に限らず積極的に
議論していただきたい、
検討していただきたいと思っております。こういった
施設が入ることで、かなり
東西線を利用する以外の客も増えてくることになると、かなり街として姿がつくりやすくなってくるということも
考えられますので、そういったことも意識して、機能的な部分を配置してほしいなというふうに
考えております。
34:
◯大槻正俊委員 駅の
施設自体はとりわけ立派だと、お金をかけてという
意味での立派だというふうに、
みなとみらい線みたいにつくることはないと思うんですけれども、というよりはつくれないと思うんですけれども、簡単に注文だけしておけば、ホームの幅、これは広い方がいいなと。改めてこの前福岡に行ってみましたら、広いということもありまして、ホームの長さでなくて幅ですね、これは今の
南北線だと狭い所だとちょっと押し合ったりすると落ちそうなんですね。人がすれ違ったりですね。もう少し改善することを意識した方がいいということだけは言っておきたいと思います。
あと、いちいち申し上げませんが、
南北線で何度も言われてきている、バリアフリーの
関係の改善をするべきだというふうにずっと言われてきたことなどは、今度の
東西線にぜひ生かしてほしいなというふうに思います。
あと、駅の
施設というか駅名も
関係する、かなり範囲を広げて
関連させてお話をしますと、2年前レンヌ市の
地下鉄、これは開業したばっかりの1週間後ぐらいに見てきました。これは前にも提言しているんですが、その際にユニークな駅名を公募して付けていました。本当に面白い名の駅もありました。そんなことも含めてどうしても駅名にこだわるんであれば、さらに愛称でもいいですから、もっとその駅に親しみを感じる、そういった駅名もこれから
検討していくことをぜひやっていって、少しでも乗客の確保ということを展望していってほしいなと思います。駅名なども提言してきていますので、繰り返しませんけれども、その辺よろしくお願いしたいなと思います。
それと今、ゴールデンウィーク前で、特に私は意識して思ってきたんですが、
仮称動物公園駅の道路のつくりなんですが、これから動物公園も含めての誘導を
考えて歩道の幅についてかなり
考えておかないと、今はバスということで取り組んでいますが、かなりの人が一斉に乗りおりしますので、歩道の幅もちょっと尋常ではないくらいに
考えておかないと大変なんではないかなというふうに、実際に見ていて思います。これも周りの
施設、動物公園などの
施設も含めて
考えた駅の
施設づくりということを意識していってほしいなというふうに思います。
35:
◯福島かずえ委員 地下鉄駅周辺について、重なりますけれどもバリアフリーの問題というのは、法でも、そうした
公共交通や公共
施設に
設置しなさいということで、エレベーターやホームドアの
整備というのは、今、新しくつくる所は標準で上から下までやるのか、腰高までするのかいろいろありますけれども、そういった
整備はしていかなければいけないなと思いますし、エレベーターもその駅に1カ所で十分なのかというと、
現状では少なくても2カ所は
設置してほしいとかいろいろあると思うんです。そうしたものを充実すればするほど
事業費にはね返ってきますので、そういうことも示しながら、住民、
市民の
皆さんへの情報の提供と
合意で、これだけ
事業費が膨らみますけれどもその分こういう使い勝手のいいものになりますということをしていくことが重要ではないかなと、そこを御
当局だけで決めちゃって、よかれと思ってやって、
事業費がボンということではいけないんじゃないかなということなので、その点についても、駅の
施設についても
市民への情報提供と
合意を得ながら充実させていくということが重要かなと思っています。
36:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
37:
◯委員長 それでは、この3点について貴重な御
意見をちょうだいしました。提言、
要望をいただきました。
そのほか、これら
三つの
調査事項等を含めまして、総括的に何か御
意見等がございましたらお願いいたしたいと思います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
38:
◯委員長 別になければ、以上で
意見交換を終了いたします。
次に、
委員会報告書についてであります。
本日、
皆様からいただきましたさまざまな御
意見等を踏まえまして、今までの
委員会における
皆様からの御
意見、また、他
都市視察、
現地視察などを取りまとめまして、
委員会報告にいたしたいと
考えております。
なお、
委員会報告書の作成につきましては、正副
委員長に御一任をいただき、
皆様の御
意見を十分に取り入れて生かしながら
報告書をまとめさせていただきたいと思いますが、このような事でいかがでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
39:
◯委員長 それでは、そのようにさせていただきます。
この際、
皆様から何か御発言等がございましたらお願いをいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
40:
◯委員長 別になければ、以上で
東西線沿線整備調査特別委員会を閉会いたします。...